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指導理念
当道場では、空手の技の修練だけでなく、一人の人間として身に付けなければならない
「礼」と「節」の大切さも合わせて指導しています。
「礼」とは、相手を尊敬し、自分を謙遜して、行いを丁寧にすることであり、
この礼を時と場合に応じて自分の行動が出来るようにわきまえることが「節」であると言われています。
塾生の中には小さな子が多いので、この様な難しい精神論を説いても
中々理解することは出来ないかも知れません。
しかし、「形から入り、心に至る」と言う言葉がある様に、例え初めは理解は出来なくても、
稽古の前後に正座をして黙想し、道場訓を斉唱してお互いに挨拶を交わす事を日々繰り返す中で、
自然にその意味と大切さを理解し、身に付けてくれるものと思い実践しています。
また、夏の暑い日や、冬の凍て付く道場での稽古を休まずに続ける事で、何事にも負けず、
くじけない、丈夫な体と強い精神力を養う事が出来るものだと思います。
稽古は互いに切磋琢磨する相手がいてこそ成り立つものであり、
試合では対戦相手がいてこそ日々の努力の成果を試す場が持てる訳です。
これらを踏まえ、今現在自分があるのは、全ては自分を取り巻く周りの人達のお蔭であると言う
感謝の気持ちを持つ事と、痛みを伴う稽古を経験する事により、
相手の痛みが分かる心が養えるという、思いやりの心を育める様な指導を心掛けています。
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